この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる

俺はカクカクシカジカとことの成り行きを簡潔に話した。
「なるほど…密猟者に大サソリ並みの植物モンスターがいると…」
「ちょうどいい、夜明けまでどこかで寝かせてくれないかな?」
「すぐ、近くに集落がありますから私の家に来ませんか?」
行為は嬉しいがデルピューネのことを考えると贅沢な環境で体を休ませたくない。
「その義には及ばん」
「あなたは英雄だ。我々はあなたに救って頂いたと言っても過言ではない。
私もあなたのお仲間を助けるためお供させてください」
青年は俺の肩を掴んで懇願してきた。
「ナシュル…本気で言っているのか!兄上が戦死した今はお前が族長なのだぞ」
責任者はビックリした。
「父上の敵を倒してくれた方がこの人間なのです叔父上!
それに樹海の脅威であれば排除するのがリザードマン戦士の務めであるべきです」
青年は大剣を抜いた。
「叔父上、私がもし帰らなければ叔父上が族長となってください」
「ナシュル!
お前、この人間にどれだけの恩があるってんだ!?」
「あの大サソリと戦った時…いや、あの魔神ともいえる強さと対峙した私は死を覚悟した。
この剣で傷すら入らない…魔法にも動じない…ドラゴンですら一撃で握りつぶす怪力…。
この方は果敢にも仲間を逃がすために立ち向かっていった」
剣の表面を見つめ、そして鞘に戻した。
「今度は私があなたに協力します。
そして、きっとあなたの仲間を助けてみせる」
「…ナシュル…そんな大サソリと同等のモンスター討伐に一族の兵は出せんぞ」
「構いません。私は彼の従僕としてお供するのですから」
「なるほど…密猟者に大サソリ並みの植物モンスターがいると…」
「ちょうどいい、夜明けまでどこかで寝かせてくれないかな?」
「すぐ、近くに集落がありますから私の家に来ませんか?」
行為は嬉しいがデルピューネのことを考えると贅沢な環境で体を休ませたくない。
「その義には及ばん」
「あなたは英雄だ。我々はあなたに救って頂いたと言っても過言ではない。
私もあなたのお仲間を助けるためお供させてください」
青年は俺の肩を掴んで懇願してきた。
「ナシュル…本気で言っているのか!兄上が戦死した今はお前が族長なのだぞ」
責任者はビックリした。
「父上の敵を倒してくれた方がこの人間なのです叔父上!
それに樹海の脅威であれば排除するのがリザードマン戦士の務めであるべきです」
青年は大剣を抜いた。
「叔父上、私がもし帰らなければ叔父上が族長となってください」
「ナシュル!
お前、この人間にどれだけの恩があるってんだ!?」
「あの大サソリと戦った時…いや、あの魔神ともいえる強さと対峙した私は死を覚悟した。
この剣で傷すら入らない…魔法にも動じない…ドラゴンですら一撃で握りつぶす怪力…。
この方は果敢にも仲間を逃がすために立ち向かっていった」
剣の表面を見つめ、そして鞘に戻した。
「今度は私があなたに協力します。
そして、きっとあなたの仲間を助けてみせる」
「…ナシュル…そんな大サソリと同等のモンスター討伐に一族の兵は出せんぞ」
「構いません。私は彼の従僕としてお供するのですから」

