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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる
それは、ワイバーンを倒した者がドラゴンを倒したとも言いふらせるからだ。

「襲ってくるなら戦うしかあるまい。
だが、テリトリーを乱す我々も悪いという心も忘れてはいかん」

―‐だが、それは姿を現した。
樹海に溶け込むような緑の翼竜。
雲一つない空に一瞬、赤い何かが空を凄まじい速さで落ちたと思った。

真紅の炎が降りそそぎ、紅蓮が大地に叩きつけられ、
核が存在するような炎が芯となって大地とともに砕けた。

「リンドブルムだ!陣形を取れ!」

ダーベラの怒号でおのおのが役割を自覚したように動いた。
早いのはアズダール、

「火の精霊サラマンダーよ!
炎から我々を守れ!
ファイヤーウォール!」

見えない壁で耐火対策を施す。
クローターは弓でリンドブルムを狙った。

キルラムはきたるチャンスに向け、大斧を構えた。

ダーベラは、叫んだ。
「我々の心に勇気を、剣には鋼の意志を与えたまえ!」
獲物の威力がさらに向上した。

リンドブルムは、目の前の敵が何らかの強い意志で動いてると確信した。
初弾で逃げる…
これで終わりのはずだった。

四体を相手に勝てるか…?
勝てたとしても瀕死になってしまうのではないか?
ここで離脱しては巣にいる妻と卵を襲われてしまう…引けない。

引けば、いつまでもドラゴンと呼称されることはない…いや、
危険を感じれば家族をも見捨てるドラゴン擬き(もどき)と揶揄される…。

「奇襲をかけるようなドラゴン擬きに臆するな!」

隊長各と思われるボブゴブリンの言葉で頭に血が上りそうになる。


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