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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる
もちろん、アルラウネに魔眼の力はない。
何かの気なのであろうか…

「できるものならやってごらんっ」

言葉に殺気を感じた土手山は、対戦車用のビーム兵器アグニを構えた。
超高熱で敵を貫くビームバズーカーである。

だが、引き金が引けない。
これほどのBCWを仲間にできれば、テロは有利になる。

「アルラウネ…今の軍隊は戦争になっても戦う気などない。
BCWとバイオロイド…そして…実際に戦地で戦うのは雇った職のない若者だ……だから、あえて国民を飢えさせてる…俺たちとこの国を正しい方向に導かないか?」

この言葉の返答しだいでアグニを撃つのだろうか、とアルラウネは思った。

この樹海での任務は人間のキメラ化だ。
彼女の目的は、研究所の仲間を生きる爆弾にしないためだ。

だが、緑豊かなこのユグドラシルで息を吸ったとき
心地よいと思った。

法と秩序に縛られないこの樹海で生きてゆきたいと思った。

弱肉強食の世界で…

アルラウネは大地があれば無限に再生できる。
いや、彼女だけは再生できるように創られている。

試作機?
仲間は放たれれば、時間で枯れるように死ぬように作られようとしている。
枯れても爆発する…
血を浴びなければ窒息するような苦しさを味わいながら敵を殺して血を欲し、枯れを血で防いでも時間で爆発するのだ。

人間に…亜人やモンスターごときにやられては――

「自由と理想……」

アルラウネはつぶやいた。


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