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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる
土手山はアーマーシュナイダーだけでなく格闘術も交えて蹴りつけたり、身体をぶつけるなど剣技を補った。

「この戦いはダーベラ様の勝ちだ」

最悪は土手山に小剣を投げつけようと思っていたクローターが言い放った。

「隊長に勝てるヤツはいない」

キルラムは無表情で言う。


アルラウネは男同士の戦いを楽しそうに眺めていた。
剣で戦う二人、亜人は魔剣、人間は最新鋭の剣。


「はぁはぁ…貴様が冒頭で言った祈りじみた、まじないは鉄を強靭なものにできるのか?」

息を切らしながら、土手山はダーベラに言った。
人間の最新鋭技術が亜人の言霊と同等であるわけがない。

「ふっ…神の力を少しだけ分けてもらったんだ」

「バカげてる…神の力ならそんなもんじゃないだろう」

「平常時より、怒った時は力を増す…それは科学か?」

「怒った時の力…なるほど、怒りは破壊の力だからな」

「怒りは破壊じゃない。
…愛する仲間を守るための勇気なんだ。
臆病な者が戦うために神が与えた力なのだ!」

ダーベラは剣先を土手山顔に向けた。

「人間は絶対に魔法が使えない…魔法など地球にあってはならない」

土手山は銃を使いたくなった。
手榴弾で敵を吹き飛ばしたかった。

この時代に、剣で戦うとは思っていなかった。
緊急時の武器と割り切っていたのだが、
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