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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる
ダーベラは、銃器の使用を警戒していた。
パンツァーアイゼンはサイドアーム(緊急武器)としては動作が重かった。

ダーベラは弧を描く側転で見事にかわすとロケットアンカーは後方のキルラムにガシっと掴まれる。
怪力でキルラムがアンカーを引くと、土手山はパンツァーアイゼンをパージ(外す)し、右肩に隠した飛び道具を取り出した。
ブーメランのような形状だが、その刃は高周波ブレードである。
左手で無造作に投げようとする。
電子制御されているため、敵を把握し向かっていく、そして自分の元にも何故か戻ってくる。
マイダスメッサーという武器である。

だが、左腕にはいつの間にかに小剣が突き刺さっていた。
マイダスメッサーは血を伴って地面に転がった。

クローターは土手山に小剣を投げつけたのだ。
もう一本は躊躇した。
ダーベラに止めをさしてもらいたい。

「ぐぁぁぁぁぁぁ!」

土手山は両膝を地面に落とした。
アグニは両手でないと撃てない。
ゆっくりとアーマーシュナイダーは地面に刃を沈めた。

「ゴミ野朗ぅぅ」

土手山は亜人たちを睨みつけ、唸るように言う。

ダーベラは土手山に剣を突きつけた。

「この樹海は亜人の聖地だ! 人間は早々に出て行ってもらおうか!」

「俺は…俺は負けてねぇ!」

土手山は左手ではなく肩を指で押さえていた。
間接止血法で直接傷口に触らない方法だ。

「お前らケダモノには魔法がある。ばい菌にも免疫で感染しない。
魔法で傷が治れば、死ぬ気で突っ込んでこれるだろう!
怪我が魔法で治ると考えれば生に対する執着は希薄になるだろう!
怪我や病気の苦しみに耐えるからこそ、人間は体を大切にするんだ!」

あくまでも、死ぬ気で突っ込める亜人に分があると主張したのだろうか。

土手山は膝をガクガクさせながら立ち上がると、
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