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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる
「アルラウネ…BCWこそ正義の象徴じゃないか!」

土手山が傷口を押さえながら言った。

「生物兵器こそ平和を左右する攻撃だ!
日本は核兵器も化学兵器も採用していない…その代わりに採用したのがBCWだ。
兵ではない一般国民をBCWは攻撃しない!
BCWは無差別な爆撃や枯葉剤とは違う!
テロへの強襲や人質救出もできるのがBCWなんだ!」

土手山はデュランダルを見つめるアルラウネに続けた。

「ここで君が、ここで無様な醜態を晒せば他のBCWはどうする!?」

「…」

アルラウネは剣から視点を男に変えた。
.
「放って置いても君は冬には死ぬように作られている…君が大量に殺害し、その戦闘能力を駆使しなければ…軍は大量破壊兵器を作るだろう!BCWは不採用になるかも知れないのだ!」

土手山は、よろよろとアルラウネに近づいて、

「…BCWの代わりに核ミサイルが配備させるぞ!」

叫んだ後、土手山はゴブリンたちに振り返った。
渾身の力を込めてアグニを構えた――

「せめて、樹海のモンスターどもにBCWの恐怖を植えつけ人間に服従させるんだ!」

土手山の計画はダーベラ達の介入で頓挫したが、亜人たちがいっそう人を憎めば…
人間を魔人と見立てた亜人やモンスターが種族を越え、一致団結し内乱を起こしてくれるかもしれないと思った。
人間が勝つだろう…だが、戦争を遠くの国の出来事と思っている平和ボケした日本人にはいい薬になると土手山は思ったのかもしれない。
そして、この危機も脱しなければならない。


「この聖地を人間の好きにはさせんぞ!」

ダーベラの怒号を発しながらも、かつて経験がないほどの激戦になるような気がした。
その予感は間違っていなかった。



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