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〝真〟MonsterRaper
第3章 疾風の天使
俺の直感は正しかったようで、ハーピーの翼による風圧攻撃が空振りする気配がした。
ヒュンッヒュンッと危険な真空の刃をまとった翼が連続で俺を襲うが、とにかく避ける。
少しでも斬られればそれで終わり。
HPなど存在しない。
冷や汗をかきながら必死に避け続けた。
--もう…銃でそのまま叩くしかない!
「やぁぁぁっ!」
俺も銃を槍(銃剣道)のように持ち直して打突撃を繰り出す。
それでも、ハーピーは怯まないが、翼で防御しながらも連続で繰り出す打突にうろたえてくる。
左足をバンッ!と踏み出し銃口を突き出す。
先端は外すことなくハーピーの左肩を捉えた。
左寄りなのは心臓を狙うため。
「痛ァァ!」
さすがのハーピーもたまらずのけぞった。
この隙に連続した追い打ちをかけたい衝動を抑え、身を翻し距離を取るため下がった。
とにかく間合いをとり、狙いを定めようとした瞬間、何かが接近する気配を感じ、スコープから視線を外す。
やはり、ハーピーだった。
距離を取ったと感じた俺の直感を越えて、ハーピーは強靭な脚力で一気に俺との距離を潰したのだ。
しかも、走るような低空飛行は恐るべき身体能力をものがたる。
充分警戒したつもりだったが、ハーピーの締まった身体からこの動きは想像しておけばよかったと後悔した。
ヒュンッヒュンッと危険な真空の刃をまとった翼が連続で俺を襲うが、とにかく避ける。
少しでも斬られればそれで終わり。
HPなど存在しない。
冷や汗をかきながら必死に避け続けた。
--もう…銃でそのまま叩くしかない!
「やぁぁぁっ!」
俺も銃を槍(銃剣道)のように持ち直して打突撃を繰り出す。
それでも、ハーピーは怯まないが、翼で防御しながらも連続で繰り出す打突にうろたえてくる。
左足をバンッ!と踏み出し銃口を突き出す。
先端は外すことなくハーピーの左肩を捉えた。
左寄りなのは心臓を狙うため。
「痛ァァ!」
さすがのハーピーもたまらずのけぞった。
この隙に連続した追い打ちをかけたい衝動を抑え、身を翻し距離を取るため下がった。
とにかく間合いをとり、狙いを定めようとした瞬間、何かが接近する気配を感じ、スコープから視線を外す。
やはり、ハーピーだった。
距離を取ったと感じた俺の直感を越えて、ハーピーは強靭な脚力で一気に俺との距離を潰したのだ。
しかも、走るような低空飛行は恐るべき身体能力をものがたる。
充分警戒したつもりだったが、ハーピーの締まった身体からこの動きは想像しておけばよかったと後悔した。