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〝真〟MonsterRaper
第3章 疾風の天使
さすがのハーピーも真後ろに飛ぶことはできない。
着地した隙と標的を見失って戸惑い立ち止まった。
振り向くまで俺の位置は死角となった。

--好機!
フルスイングでハーピーの部防備な背中に強力な斬撃を叩きつける。

「グガァァァ!」

渾身の攻撃でうつ伏せで倒れたハーピーに更に叩き伏せようと両手で振りかざした。

-!!-
ガンッ!という音とともに手に痺れを感じると振りかざした銃が手から弾き飛ばされた。

空を舞う真空刃が狙ったように俺に押し寄せてきた。

「な--っ!?」

死角からどんどん真空刃が飛びかかってきた瞬間、バックステップでハーピーから離れる。
地面に着地した真空刃は砕けるように空中分解した。
まともに当たれば裂かれているっ!

避けつつも拳銃を取り出しハーピーを狙う頃にはハーピーは立ち上がり翼をマントのように翻していた。
二発、三発、と弾丸を命中させるが、弾丸は翼に沈み込んだかと思うと衝撃を翼に吸収され、虫のように地面に墜落して行った。

拳銃の反撃に驚いたハーピーは慌てて飛び上がり、空中で俺から距離をとった。

地面上で近づきつつ、撃つ、やはり空を飛ぶハーピーに拳銃では狙いが甘い。
当たるにあたったが、頭を狙ったというのに翼をかすめただけだ。

「ちぃ」

やはりスコープをのぞかないことには、あたらない。
あくまで拳銃は緊急時のサイドアームだ。

間があいたことで、脇腹がうずいた。
呼吸が整い、痛みを思い出してしまう。



ハーピーと視線が重なるとヤツは、上空へ飛んで去って行った。
アクロバットな動きで俺を挑発しながらだ。

だが、俺はハーピーを捕獲ではなく……

別の意味で生け捕りにしたくなっていた。

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