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〝真〟MonsterRaper
第4章 破天荒な美女
翌日から重装備で密林を進んだ。
バックパックには地雷とグレネード弾が入っているため常時走ることは不可能。
密林の状況も、エルフ達の活躍のためか、大型モンスターは数を減らし村人たちの危険も少なくなったのだという。

ジャスワントも剣と小さめの盾を装備するが、あまりにも肌が露出していて一撃くらったらあの世行き的なスタイルだ。戦斧のティリスみたいだ。

せめてサイズの小さいプロテクターでもつけていればいいのに。
まぁ本来、
戦いは日帰りかも知れないが。


バッサ、バッサ、バッサ。

空に黒い影が飛来した。
その大きな悪魔の使いを思わせる翼をはためかせ、風をまき散らしながら、高度を徐々に落としていく。
鳥とは違い、その飛行距離は決して長くない。
青白い鱗のような皮膚に覆われ、天然の鎧と化した筋肉。
翼のような形だが、羽毛はない。
大きいクチバシは鳥のようだが、鳥からドラゴンになろうとしているような巨躯だ。

--って!?
ジャスワントは一気に飛び出して行ってしまった。

「あのアマっ」

すぐに援護のため、高台に移動しグレネードの狙撃姿勢を取った。
爆風で彼女もやられてしまう!

狙いをつけ、深呼吸後に息を吸って止め、引き金を引く。

--ドンッ!

「グァァッァァァァッ!?」

頭部のトサカに命中。
翼を休めていたのだろう、バジリスクは驚いて体を回転させる。
ジャスワントが近づく前に、もう一発、今度は威力のあるバスター弾だ。

--ダンッ!

「グォ」

いきなりグレネードとバスター弾で狙撃をされ混乱したのだろう、バジリスクはジャスワントを見つけたが、グレネードの威力でたじろぎ、既に不意を突かれていた。

「りゃぁぁぁぁぁっっ!」

気合とともに剣を振りかぶり、力一杯振り下ろす。
もちろんキズなど入らないが、同じ場所に何度も斬撃を叩き込んだ。

硬い皮膚も弱点がある。
甲殻のように進化する反面、自らの動きも多少ながら制限することになる。
だからこそ、硬い皮膚は外側にあり、蛇腹のような柔らかな部分は逆に内側にあるのだ。

ダメージを与えた場所を集中する作戦なのだろう。

「めずらしいな。エルフが肉弾戦とは…」
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