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〝真〟MonsterRaper
第5章 英雄の条件
「……何だ、このふざけたナイフは?」
「刃はない。だが、刺すことはできる」
「こんなので何が狩れる!?」
「…何でも」
そんな話をしながら周囲を見渡せば巨大な岩石が取り囲むように隆起している。
ここでモンスターと遭遇したら、足の踏ん張りがきかず、不用意に体重をかければ簡単に足が取られてしまいそうだ。
「…風はないわね。シルフの加護が得られないわ」
「…ハーピーとは屋内で戦えばいいのか」
デルレイが「シッ」と注意を促した。
「サソリがいるようです」
地下道の入り口からまだ間もなかった。
「刃はない。だが、刺すことはできる」
「こんなので何が狩れる!?」
「…何でも」
そんな話をしながら周囲を見渡せば巨大な岩石が取り囲むように隆起している。
ここでモンスターと遭遇したら、足の踏ん張りがきかず、不用意に体重をかければ簡単に足が取られてしまいそうだ。
「…風はないわね。シルフの加護が得られないわ」
「…ハーピーとは屋内で戦えばいいのか」
デルレイが「シッ」と注意を促した。
「サソリがいるようです」
地下道の入り口からまだ間もなかった。