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〝真〟MonsterRaper
第5章 英雄の条件
――ズシャッ!
だが、完全に空を斬らせることができなかった。
右肩から背中にかけて熱い感触が駆け抜けた。
斬られた!?。
正面からの斬りつけではなく、剣で言えば刃でない部分…。
それでも皮膚が破けていた…。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!」
血が垂れ落ち、のたうち回る。
「ハイザック!?」
ジャスワントが駆けつけてくるが、精霊魔法は使えないエリア。
「逃げろ!…ここからは戦いじゃないッ!!」
「バカを言わないでよッ!」
俺を抱き上げようとする…。
「汚ねえ手で触んなアバズレ!俺は亜人が大嫌いなんだ!消えろ!あっち行けぇ」
ジャスワントの性格上…。
「無駄よ!虚勢張らないで」
「犬野郎!このアバズレ連れてけぇーっ!!」
何とか立ち上がる。
デルレイが駆けつけた。
「石田さん、逃げましょう」
「黙れ!!犬っコロ!目障りだ、人間舐めんな!消えろ!視界から消えろーっ!!」
このままでは、全滅する…。
ポーチから閃光手榴弾を出した。
最後の1個だった。
多少は怯むだろう。
「私も残る」
「はぁはぁはぁ…もう、俺は助からない…時間を稼がせてくれよ」
デルレイが強引にジャスワントを連れて下がっていく。
「離せ!」
「ジャス!彼は、もうダメだ」
リザードマンも仲間を抱いて走り去って行く。
目を押さえて、閃光手榴弾を投げつけた。
オリオンキラーはハサミで顔を守って衝撃に備えた。
訓練されたクリーチャー。
痛みに耐え、グレネードランチャーを撃つ準備をした。
多少は引きつけなければ、ヤツには弾かれてしまう。
被弾覚悟で撃たねば。
―!?―
「嘘だろ…」
閃光手榴弾はハサミで跳ね返され、ジャスワント達の方向へ飛んでいった。
すぐに拳銃を引き抜き閃光手榴弾目掛けて全弾発射するつもりで引き金を引いた。
だが、完全に空を斬らせることができなかった。
右肩から背中にかけて熱い感触が駆け抜けた。
斬られた!?。
正面からの斬りつけではなく、剣で言えば刃でない部分…。
それでも皮膚が破けていた…。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!」
血が垂れ落ち、のたうち回る。
「ハイザック!?」
ジャスワントが駆けつけてくるが、精霊魔法は使えないエリア。
「逃げろ!…ここからは戦いじゃないッ!!」
「バカを言わないでよッ!」
俺を抱き上げようとする…。
「汚ねえ手で触んなアバズレ!俺は亜人が大嫌いなんだ!消えろ!あっち行けぇ」
ジャスワントの性格上…。
「無駄よ!虚勢張らないで」
「犬野郎!このアバズレ連れてけぇーっ!!」
何とか立ち上がる。
デルレイが駆けつけた。
「石田さん、逃げましょう」
「黙れ!!犬っコロ!目障りだ、人間舐めんな!消えろ!視界から消えろーっ!!」
このままでは、全滅する…。
ポーチから閃光手榴弾を出した。
最後の1個だった。
多少は怯むだろう。
「私も残る」
「はぁはぁはぁ…もう、俺は助からない…時間を稼がせてくれよ」
デルレイが強引にジャスワントを連れて下がっていく。
「離せ!」
「ジャス!彼は、もうダメだ」
リザードマンも仲間を抱いて走り去って行く。
目を押さえて、閃光手榴弾を投げつけた。
オリオンキラーはハサミで顔を守って衝撃に備えた。
訓練されたクリーチャー。
痛みに耐え、グレネードランチャーを撃つ準備をした。
多少は引きつけなければ、ヤツには弾かれてしまう。
被弾覚悟で撃たねば。
―!?―
「嘘だろ…」
閃光手榴弾はハサミで跳ね返され、ジャスワント達の方向へ飛んでいった。
すぐに拳銃を引き抜き閃光手榴弾目掛けて全弾発射するつもりで引き金を引いた。