この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
〝真〟MonsterRaper
第6章 地を這う女神
--その頃、ジャスワントは…
「デュラン!」
「ジャスワント!来てくれるのか?」
大衆食堂でハイザックが決めたこと。
本当にいいのかと思い、口が重い。
それでも、命を懸けて私を助けた彼の言うことは伝えておきたい。
「あなたは勇敢な戦士よ。欲もなく村の為に戦ってくれる。でも、あなたに仲間がいるの?」
むっとデュランは顔をしかめた。
「ジャスワント、俺と組んでくれ!」
「あなたは強いモンスターからは逃げてきた。でも、人間の彼はバジリスクにも未確認モンスターであるサソリにも果敢に立ち向かったわ」
「鉛を吐き出す武器で戦うなら何だって狩れる!ヤツはケモノだ。ハーピーとかラミアとか半獣女子を犯すために戦う」
「ふふふ、確かにね。私は彼にアバズレと呼ばれたわ」
「人間に足を開いたのか?ジャスワントっ!」
「バジリスクを倒す為に協力してくれたのは彼だけだった。報酬の代わりに一晩、彼と過ごしたのよ」
「エルフの掟を破ったな」
「掟?好きな男に抱かれたんだからいいんじゃないの?」
「ヤツは人間だ!あっという間に寿命で死ぬ!お前はもぅエルフと結婚できんぞ」
「その彼は、あなたと一緒に戦うと言ったわ」
「ヤツの手は借りん!君に協力してほしいんだ」
「……もぅ遅い。彼は命を捨てて私を逃がしてくれたからな」
「ジャスワント……っ豚め」
デュランは私に背を向け、歩き出した。
そして私は、工房へと足を向けた。
「デュラン!」
「ジャスワント!来てくれるのか?」
大衆食堂でハイザックが決めたこと。
本当にいいのかと思い、口が重い。
それでも、命を懸けて私を助けた彼の言うことは伝えておきたい。
「あなたは勇敢な戦士よ。欲もなく村の為に戦ってくれる。でも、あなたに仲間がいるの?」
むっとデュランは顔をしかめた。
「ジャスワント、俺と組んでくれ!」
「あなたは強いモンスターからは逃げてきた。でも、人間の彼はバジリスクにも未確認モンスターであるサソリにも果敢に立ち向かったわ」
「鉛を吐き出す武器で戦うなら何だって狩れる!ヤツはケモノだ。ハーピーとかラミアとか半獣女子を犯すために戦う」
「ふふふ、確かにね。私は彼にアバズレと呼ばれたわ」
「人間に足を開いたのか?ジャスワントっ!」
「バジリスクを倒す為に協力してくれたのは彼だけだった。報酬の代わりに一晩、彼と過ごしたのよ」
「エルフの掟を破ったな」
「掟?好きな男に抱かれたんだからいいんじゃないの?」
「ヤツは人間だ!あっという間に寿命で死ぬ!お前はもぅエルフと結婚できんぞ」
「その彼は、あなたと一緒に戦うと言ったわ」
「ヤツの手は借りん!君に協力してほしいんだ」
「……もぅ遅い。彼は命を捨てて私を逃がしてくれたからな」
「ジャスワント……っ豚め」
デュランは私に背を向け、歩き出した。
そして私は、工房へと足を向けた。