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〝真〟MonsterRaper
第6章 地を這う女神
「終ワラスっ!」
追撃を加えようとしたラミア(多分)を、距離を取って間合いを計っていた俺はカウンターでパルティアをぶっ放した。
--ドンッ!
着弾と同時に炎が弾けた。
--ドンッ!
--ドンッ!
さらに連続して2回。
パルティアの銃口が火を噴く!
パルティアは近代の銃とは違い、火縄銃と弓の中間と言ってもいい。
内部に詰めた火薬が焼けたままでドングリ弾にまとわって発射される。
引き金を連続で引けば、連射が利く。
「小癪ナ真似を」
とっさに尻尾の先端部を両手で掴み盾にしていた彼女は、被弾していない。
平然と距離を詰めてくる。
照準されないように身を低く、まるで素早い匍匐前進だ。
流石は高額報酬モンスターである。
何が来るか想像できない。
わからない、だから考える、そのせいで一瞬の動きが遅れてしまう。
「させるかぁ!」
反射的に身を屈める。
--ガッ!
右から何かが飛んできた。
正体のわからない何かに打ち据えられ、俺は再び吹き飛ばされた。
ラミアは正面にいたのに、である。
飛ばされながらも、俺は正体を見た。
「尻尾!?」
丸太のように長く太い尾が、信じられないほどしなやかに動き、まるで鞭のように俺を打ち据えたのだ。
こんな接近戦でも…
吹き飛ばされ、それでも虚勢を張ってすぐに身を起こす。
追撃を加えようとしたラミア(多分)を、距離を取って間合いを計っていた俺はカウンターでパルティアをぶっ放した。
--ドンッ!
着弾と同時に炎が弾けた。
--ドンッ!
--ドンッ!
さらに連続して2回。
パルティアの銃口が火を噴く!
パルティアは近代の銃とは違い、火縄銃と弓の中間と言ってもいい。
内部に詰めた火薬が焼けたままでドングリ弾にまとわって発射される。
引き金を連続で引けば、連射が利く。
「小癪ナ真似を」
とっさに尻尾の先端部を両手で掴み盾にしていた彼女は、被弾していない。
平然と距離を詰めてくる。
照準されないように身を低く、まるで素早い匍匐前進だ。
流石は高額報酬モンスターである。
何が来るか想像できない。
わからない、だから考える、そのせいで一瞬の動きが遅れてしまう。
「させるかぁ!」
反射的に身を屈める。
--ガッ!
右から何かが飛んできた。
正体のわからない何かに打ち据えられ、俺は再び吹き飛ばされた。
ラミアは正面にいたのに、である。
飛ばされながらも、俺は正体を見た。
「尻尾!?」
丸太のように長く太い尾が、信じられないほどしなやかに動き、まるで鞭のように俺を打ち据えたのだ。
こんな接近戦でも…
吹き飛ばされ、それでも虚勢を張ってすぐに身を起こす。