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4+1 刺激的な存在
第6章 求められること
2人で、寄り添って横になる。

「先輩…。好きな気持ちは、あの時から、変わらないよ。
 昔の先輩も、今の先輩も、すげー好きだよ。」

汗ばんだ和樹は、とっても色っぽい。

「うん…。淳子さんから聞いたんだけど…。
 今まで、つきあってた女の子も、私みたいに…
 あのお店に連れて来てたんでしょ…?」

「うん…。そうなんだ…。
 気分わるくしちゃった…?
 淳子さんと何はなしてたの?」

不安げな顔をする。

「なるほどって…言ってた。
 私に、似せたメイク…要求してきたって…。」

「あー。もー。淳子さんには、叶わないなぁ。
 そう。先輩に似せることで、空いた隙間を埋めようとしたんだ。
 けど、先輩の代わりは居ないって…感じたんだ…。」

ーぎゅぅぅぅー

「ちょ!苦しいよー!!」

「やっと、思いが届いた感じ!
 あの合コンも、先輩の会社だってわかったから行ったんだよ?もしかしたら…って。
 けど、居たときは、マジで運命感じたよ俺。」

「私だって驚いたよ!
 しかも、最初は少し気まずかったよ…。
 私から、連絡断ったんだから…。」

「その時のことは、もういいの!
 今こうして、会えたんだし!」

そう話していると、私の瞼は、重くなっていく。

「…………。」

「寝顔は、変わらないね…。先輩。
 大好きだよ。」

ーちゅぅっー

「……ん。」

「やべ…起きちゃう。
 おやすみ先輩。」
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