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4+1 刺激的な存在
第7章 衝突
和樹の車が止まっている。

「せんぱーい!早く早く!」

「ちょ…声大きい!」

和樹の車に乗り込む。

「和樹!いきなりだし!声大きいし!もー!」

「先輩…?怒ってるの?」

私は、少しムッとしていた。

「特には…。」

「ごめんなさい。
 先輩と…過ごしたくて、無理やり言い出して…。
 用事とかあったよね…。嫌だったよね。
 今からキャンセルするから…。」

年上キラーの和樹は、こうやって甘えてくるのが得意だ。

「一言…欲しかっただけ…。嫌だったら、来てないよ。」

「え?いいってこと?」

ーコクンー

「やったー!!!」

コロコロと表情が変わる和樹。

「女心わかってほしかったの…。
 どうせ、いくなら…きれいにして行きたいもん…。」

「……。」

ーぎゅー

「ごめんなさい。先輩の喜ぶ顔みたくて…。」

「私も…ごめんな…。」

ーちゅっー

「仲直りのキス。」

「っ…!!/////バカ。」

そんな、社内の様子をあの人に見られているとはしらず、温泉へと出発したのであった。


「………。まじかよ。
 やっぱり、あいつの一番は無理か…。」


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