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4+1 刺激的な存在
第7章 衝突
「なんか、先輩と一緒にゆっくりできて、幸せ。」

手をつなぎながら、ゆっくり道を進む。

「私も、和樹とこんなゆっくり出来るの学生以来だから、嬉しいよ!」

「昔は、いきなり連絡とれなくなるから、ビックリしちゃったよなー…。俺、就活どころじゃなくなったもん。
 けど、それがあったから、今の俺がいるんだよ。
 先輩には、ある意味感謝してるよ。」

苦笑いしている、和樹の顔が妙に切ない。

ーぎゅー

手を握る力が強くなる。

「もう、絶対離さないよ。先輩。」

立ち止まる和樹。
見つめ合う2人。

「四年前に出会った時から好きだよ。
 ずっと、これからもね。
 好きだってこと、覚えておいてね。」


私の胸は締め付けられるように、苦しい。
そして、たまらなく彼が愛しい。

「和樹…。」

私から彼にキスをする。

ーちゅっー

「お互いに大人になったんだね…。」

「先輩…。この続きは、部屋かえってからしよ?」

私は、首を縦に動かした。


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