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4+1 刺激的な存在
第9章 2人っきりで
次の日

私達は、車を走らせ、海のみえる海岸沿いに到着。

「風が気持ちー!!」

体を伸ばす先輩は、シャツの裾からきれいな腹筋が見える。
少年に帰った様な表情に目がいってしまう。

「ん?どーした?疲れちゃったか?」

私の視線に気づく先輩。

「いいえ!疲れてないです!////
 先輩の方が運転疲れちゃいましたよね。」

「そんなことないよ!大丈夫大丈夫!」

天気が良いおかげで、海の色が透き通った水色に見える。

「きれー。」

「ねぇ?さっき、なんで見てたの?」

「え…っと…。子どもみたいで、かわいかったからです…。」

「え?本当に?!
 ………すげー恥ずかしい…////」

照れている顔が珍しくて、意地悪したくなってしまう。

「先輩!かわいいです!」

「や、やめろよ!」

ーグイッー

「きゃっ…。」

「男にかわいいは、ほめ言葉じゃないぞ…。」

「先輩苦しー!」

強く抱きしめられる。

「………照れてる顔…見られたくないから…。」

ードキンー

私は思わず、抱きしめ返してしまう。

「少し、車に戻ろうか。
 涼んでこよう?」

「はい!」
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