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4+1 刺激的な存在
第9章 2人っきりで
揺れるカヌーに乗りながら、寝っ転がってみる。

「先輩!すごくキレイです!」

ーちゅっー

おでこにキスされる。

「今日ずっと思ってたんだけど…先輩ってやめろ。
 巧って呼んで。」

先輩の顔が態勢的に見えないので、恥ずかしくない。

「巧…。今日は、リフレッシュさせてくれて、ありがとう!スッゴく楽しかった!」

「俺も。しかし、まだまだこれからだよ。お楽しみは。」

「…えっ!」

これから、待ち受けることに胸が高鳴ってしまう。

「あっ!流れた!」

「うそー!お前の顔みてたら、見逃した!!」

先輩は、少し悔しそうだった。
結局、先輩は、流れ星を見れず体験ツアーは、終了した。

帰りの車の中。

「カヌー漕いだら腹減ってきた!
 ホテル着いたら飯にしよう!」

車の運転をしながら、先輩の左手は私の右手と繋がれている。

「先輩…。」 

「たーくーみっ!」

「あ…巧…夕日も、星空もキレイだった…。なんか、イイ案浮かびそう!!」

「お!いいね!俺もどんどん出すぞ!」

車を走らせること20分。オレンジ色の光が見えてきた。
バリ島をイメージしたかのような、建物。

「なんか、いい雰囲気の建物ですね!」

「ここだよ。ホテル。」

広い敷地に一階のみで構成されているオシャレなホテル。
海外に来たような感覚になる。

「すっごくキレイです!」

「お前、テンション上がりすぎっ!」

先輩も嬉しそうな顔をする。

チェックインを済ませると、エスコートしてくれる先輩。
こんな、立派なホテルにくるなら、もっとちゃんとした格好がよかったかな…。夕食は、レストランとかかな…。
少し不安になる私。

「うわー!」

ラタンの素材で作られた家具たち。オレンジ色の間接照明。

リゾートのような部屋に、さっきの不安がっどこかへいってしまった。

「こんな、お部屋初めてです!」

「すげーはしゃいでてかわいい…。」

テンションが上がる私を先輩が、ソファーに座って呼ぶ。

「…おいで。」

先輩に近づくなり、キスをされる。

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