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4+1 刺激的な存在
第13章 すれ違いの末に
ープルルルル…ー

「もしもし?」

『やっと…声聞けた。』
予想外の反応に戸惑う私がいる。

「晃聖…。」

『今から会いたい。声だけじゃ無理。俺…壊れそう。』

切ない声で私に話しかけてくる。
駅で待ち合わせする事になり、私は、晃聖を待っている。

どんな顔して会ったらいい?
なんて言ったらいい?
私は、晃聖のこと…。


「待たせた?」

ードキン!ー

振り返ると晃聖が立っている。

「晃聖…。あい…」

ーぎゅっ!ー

「会いたかった!!
 あんたに、会えなくて…辛すぎたよ…。
 すげー会いたかった…。」
心臓がはちきれるくらい脈を打つ。

「私も…。」
晃聖の心拍数が早いのがわかる。

「今すぐにでも、キスしたい…。
 けど…。少し…歩こうか。」

2人は手をとり歩き始める。


「ね?この1ヶ月どうしてた??」
「え…?」
「俺はね…気づけばあんたのこと考えてたよ。」

ードキン!ー

「あ…私も…。」
「ということは…俺を選んでくれたのかな…?」
不安そうな眼差しで私を見つめる。
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