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4+1 刺激的な存在
第13章 すれ違いの末に
「う、うん…。」

「ちゃんと誤解を解きたいんだ…。まずは准教授のこと…。」
途中までしたが、それ以上はしていないと…。
私と出会う前の話だったらしい。

「その後に、私のところに挨拶しに来たの??」

「俺は、普段挨拶とかしにいくタイプじゃないんだよ。
 けど、前の日にあんたの喘ぎ声が聞こえたことに興味もっただけ…どんな女がいんだろーってね。」

「あ…そうだったんだ…。」

「出てきたあんたは、思ってた雰囲気と違って…
 知的で清楚なイメージだったよ。
 こんな人がみだれるところ見てみたいって…思った。」

一つも表情を変えない晃聖。

「あの大学生とは…?」

「あー。ああいうのしょっちゅうあるから…。」
「え?!しょっちゅう?!」
声が大きくなってしまう。

「珍しいもんじゃないのにな。
 年上の男がよく見えるんだろ。
 はっきり、無理って言ったよ。これからもそんなことがあった日には、きっぱり断るよ。」

「そ、そっか…。」
何もなかったことなのに、ショックを隠しきれない。

ーぐいっ!ー

体を引き寄せられる。

「なに?ショックなの?
 あの日、挨拶に行ってよかったと思ってる。
 俺が好きなのは、あんただけだよ。」

ードキン!ー

そんな真顔で言われたら…。

「っ!////」

「あんたは…?」

「晃聖が、俺を好きになるって言った日から…。
 ちょっとずつ気になって…。彼女のフリしたのも…
 少し嬉しくて…。
 忘れようって思ったけど…忘れられなかった…。
 大好きだよぉ…晃聖…。」

泣きそうになるのをこらえながら必死で話す。
そんな私を見て晃聖は、驚いた顔から、優しく微笑んだ。

「ばか。すぐに抱きしめて、キスしたかった。」

ーちゅっー

「ん。……っはぁ。」

「俺の家くる…?」
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