この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
4+1 刺激的な存在
第15章 始めから築く
夜中0時俺は会社を後にし、駐車場へと向かう。

「あ…。」

「和樹。一回だけ会いたかったの。やっぱり、諦めるなんて無理…。お願い…。彼女のところに行かないで。」

潔い女だと思っていたのに。いや、そもそも俺が悪い。

ーぎゅっー

「おい…。やめてくれ。」

「どうして?!私でもいいでしょ?!」

「…違うんだよ。やっぱり…俺が悪かった。ごめん。」

この女が目の前にいても、先輩のことが頭から離れない。
俺が会いたいのは先輩だけだ。

「いや…。私、幸せになってって言ったけど…。」

「もう今日は遅い。家まで送るよ。…乗って?」

女を車へ乗せ、沈黙が続く。

「和樹…。一回抱いてくれたら諦めるから…。それで終わりにするから…。」

「それは出来ない。ごめんな。」

「本当に…。終わりにするから。」

「なぁ…。俺が好きだったのは、君じゃない。君に似ている先輩。それでもいいと割り切った関係を望んだのは君だろ?俺もずるいとはわかってるよ。本当にごめん。」

「嘘でもいいから好きだったって言って欲しかったわ…。
 ふふ…私も子供みたいなこと言った…和樹は、私を見てくれてるって思ったことなんて一度もなかったのに…わかってたのにね…。あなたより、素敵な男性見つけるわ!」

「ごめんな…。ありがとう。……着いたよ。」

ーちゅっ!ー

「大好きだったよ。和樹。それじゃ。」
軽いキスをされた。女は言い残すと車を降りて行った。
車内に一人になると、気が抜ける。

「…はぁ…。先輩に…会いたい。」
/252ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ