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4+1 刺激的な存在
第15章 始めから築く

夜中0時俺は会社を後にし、駐車場へと向かう。
「あ…。」
「和樹。一回だけ会いたかったの。やっぱり、諦めるなんて無理…。お願い…。彼女のところに行かないで。」
潔い女だと思っていたのに。いや、そもそも俺が悪い。
ーぎゅっー
「おい…。やめてくれ。」
「どうして?!私でもいいでしょ?!」
「…違うんだよ。やっぱり…俺が悪かった。ごめん。」
この女が目の前にいても、先輩のことが頭から離れない。
俺が会いたいのは先輩だけだ。
「いや…。私、幸せになってって言ったけど…。」
「もう今日は遅い。家まで送るよ。…乗って?」
女を車へ乗せ、沈黙が続く。
「和樹…。一回抱いてくれたら諦めるから…。それで終わりにするから…。」
「それは出来ない。ごめんな。」
「本当に…。終わりにするから。」
「なぁ…。俺が好きだったのは、君じゃない。君に似ている先輩。それでもいいと割り切った関係を望んだのは君だろ?俺もずるいとはわかってるよ。本当にごめん。」
「嘘でもいいから好きだったって言って欲しかったわ…。
ふふ…私も子供みたいなこと言った…和樹は、私を見てくれてるって思ったことなんて一度もなかったのに…わかってたのにね…。あなたより、素敵な男性見つけるわ!」
「ごめんな…。ありがとう。……着いたよ。」
ーちゅっ!ー
「大好きだったよ。和樹。それじゃ。」
軽いキスをされた。女は言い残すと車を降りて行った。
車内に一人になると、気が抜ける。
「…はぁ…。先輩に…会いたい。」
「あ…。」
「和樹。一回だけ会いたかったの。やっぱり、諦めるなんて無理…。お願い…。彼女のところに行かないで。」
潔い女だと思っていたのに。いや、そもそも俺が悪い。
ーぎゅっー
「おい…。やめてくれ。」
「どうして?!私でもいいでしょ?!」
「…違うんだよ。やっぱり…俺が悪かった。ごめん。」
この女が目の前にいても、先輩のことが頭から離れない。
俺が会いたいのは先輩だけだ。
「いや…。私、幸せになってって言ったけど…。」
「もう今日は遅い。家まで送るよ。…乗って?」
女を車へ乗せ、沈黙が続く。
「和樹…。一回抱いてくれたら諦めるから…。それで終わりにするから…。」
「それは出来ない。ごめんな。」
「本当に…。終わりにするから。」
「なぁ…。俺が好きだったのは、君じゃない。君に似ている先輩。それでもいいと割り切った関係を望んだのは君だろ?俺もずるいとはわかってるよ。本当にごめん。」
「嘘でもいいから好きだったって言って欲しかったわ…。
ふふ…私も子供みたいなこと言った…和樹は、私を見てくれてるって思ったことなんて一度もなかったのに…わかってたのにね…。あなたより、素敵な男性見つけるわ!」
「ごめんな…。ありがとう。……着いたよ。」
ーちゅっ!ー
「大好きだったよ。和樹。それじゃ。」
軽いキスをされた。女は言い残すと車を降りて行った。
車内に一人になると、気が抜ける。
「…はぁ…。先輩に…会いたい。」

