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4+1 刺激的な存在
第15章 始めから築く
「んー!」
また同じ様な朝がくる。
昨日は、泣いてしまったから目が腫れている。

「最悪な顔…。」

休日でよかったとつくづく思う。
一人でうじうじしていても、気分は落ち込む一方。

「はぁー。出かけよう!!」

身仕度を整えて、早々に部屋をでる。
あの頃も、私は和樹に振り回されて…。
振り回される?
本当は、私が振り回しているの?
私を好きでいてくれたのに。
私は、それを無駄にした。
どうしてそんなことをしたんだろう。

和樹に電話しなくちゃ!

ープルルル プルルルー

呼び出しが長い。

『先輩?!』

「和樹…昨日は、ごめんなさい。
 私も会いたいのに、強がってたの…。」

『そんなことないよ!今どこ?!』

「今、家出たとこだよ。」

『ちょっと俺の会社近くまでこれないかな?』

「え…。行っていいの?会ってくれるの?」

『俺の方こそ…会ってくれるよね?待ってるから。』

私は、急ぎ足で和樹の会社まで向かった。
胸がドキドキする。好きな人に会える期待が行動を早くする。
こんな腫れたまぶたで会うなんて…そんなことを考えている暇はなかった。

早く顔を見たい。

「先輩!!」
呼び止められるこの声は和樹だ。

「和樹…!」

私は、和樹に駆け寄って行く。

「昨日はごめんね。すごく…会いたかった。」

「俺も。…一緒に居られるだけなんだけど…会社に少し戻って仕事してもいいかな?」

「うん!」

二人は、和樹の会社へと向かった。
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