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4+1 刺激的な存在
第2章 佐藤巧side
悔しいけど、マスターは見た目も性格も男前だ。
大た人の男性の余裕ってやつか。

なんだか、ここのマスターは、こいつのことをよく知っているらしい。

こいつのどこまで知ってるんだ?

マスターじゃなくって、俺を見てほしいんですけど。

まだ、俺の気持ちを知らないこいつに、なんとか知らせる方法…。

一つしかない。
あれを実行しよう。


もうそろそろ閉店の時間だろう。

「今日は、ありがとうな!
巧くん!またきてくれよ!待ってるわー!
よかったら、コイツも一緒に連れて来てやってくれ!
寂しいんだからな!はっはっはー!」

「もー!マスター!やめてよー!
一人でも来れるよ!

佐藤さん仕事で忙しいの!」


もーダメだ。
マスターが好きとしか聞こえない。

「今日は、巧くんに送ってもらえよ。」

ん?
今日は?
いつもはマスターに送ってもらってんのか。
俺は、笑顔で
「責任持って送ります。」
そう、一言しかいえなかった。

さーて。
俺のものにしてやるからな。
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