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4+1 刺激的な存在
第16章 年の差
惣祐は、動揺を隠しきれない。

「俺は勘違いしていたのか?
 他の男は…?俺を好きって…本気か…?」

どうやら勘違いしていたらしい。

「惣祐しか好きじゃないよ!」

ーぎゅう!!ー

思いっきり私を抱きしめてくる。
力強くて、苦しいくらいだ。
けど、この苦しさは惣祐の気持ちかもしれない。
今まで私を好きだった気持ち。
そんな気持ちで私を抱いていたこと…。

「惣祐、ありがとう。」

「…ばーか。好きになって当たり前だ。
 …諦めなくて良かった…。」

「諦めかけてたの?」

ーちゅっ…ー

優しいキスだった。
潤んだ瞳で私を見つめてくる。
私の心臓は跳ね上がった。

「…そうだよ。俺なんておっさんだし…
 お前はまだ若い。釣り合わないって思ってた。
 けど、店を手伝ってもらった時すげー楽しかった。
 ずっとこうしていきたいって思ったよ。
 けど、お前は追いかけると逃げていきそうで…。
 意気地なしだったんだよ。二番目でもいいってのは…
 本心じゃない。
 ……好きだよ。俺と付き合って。」

真面目な顔をして私に真っ直ぐな視線と気持ちをぶつけてくる。
惣祐の頬に手をあて、唇を重ねる。

「…ん…っ…。惣祐好き。」

「…っ………。俺も好き。」
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