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4+1 刺激的な存在
第3章 お見通し
「おじゃましまーす…。」

うわ…。
彼の匂いがする…。


白と黒で統一された部屋。
まるで生活感がなく、シンプルな空間だった。

ふと、テーブルの上にはこの部屋に不釣り合いなものが。

ピンク色の可愛らしいストラップ。
それを手に取ると、無言で渡してくる彼。

「コレ、さっきの店で買った。
 よかったら、やるよ。お前のイメージに合った色。」

「ありがとうございます…。」
(なに?また心理学的ななにかなの…?)


「ぷっ!」
無邪気に笑っている彼。

「あんた、顔に出すぎ!
 まぁ、座りなよ。なんか、お茶煎れるから。」

(男性の部屋にくるなんて、久しぶりすぎる…。
 こんな、ノコノコ上がってきてしまった…。)

「はい。どーぞ…。ハーブティーだよ。」

「うわー!いい香りー!いただきまーす!」

ーごくっー

「スッゴく美味しいです!」

「…。よかったね。」

優しく微笑む彼。





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