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4+1 刺激的な存在
第3章 お見通し
「今日は、泊まっていってよ。明日日曜日だし、仕事休みでしょ?」

「拒否しないけど、ご飯食べたり、お風呂入りたいなぁーなーんて…。」

「風呂入ってきなよ。俺が飯つくっとくから。」

「へ?!ご飯作れるんですか?!」

「一人暮らし長いから…。」 

ーピンポーンー

訪ねてきた人がいるらしい。
オートロックなのに、玄関の前で鳴っているようだ。
2人して、衣服を整える。

「はい。」

「あたしだけど、開けてくんない?」

女の人の声だ。心臓がドキンという。

「無理。」

「なんでよ!あたし、困ってんの!ちゃんと話させてよ!!」

「声大きい。近隣に迷惑。帰って。」

もめているようだ。
私…帰った方がいいよね…

「あのー…田辺さん…私帰ります…。」

小声でいう。

「帰んな。お前と一緒にいたい。ちょっと待ってて。」

ードクンっー

そんな、切ない顔しないでよ。



ーガチャー
「晃聖ー!会いたかったよー!なんで、連絡くれないのー? 今日仕事休みでしょー??」
20代前半の女性のようだ。
きっと、彼を好きなんだろう。
バッチリお化粧してかわいい服装に身を包んでいる。


田辺さんって、コウセイって名前なんだ…。
あたしには、教えてくれなかった。
「………。要件は?」

田辺さん、言い方冷たくない…?

「あたしんち来てよ!今日、ママもパパもいないの!
 この前の続きしよ!ね?!」

「あんたさー。俺のこと好きなの?
 勝手に好きになられても困るんだけど。」

「ひどい!好きになるのは自由だって言ってくれたじゃん!
 あたしのこと遊んだの?!」

「好きになるのは、自由だよ。けど、俺があんたを好きになるとは限らない。あんたより、大事にしたい女がいるんだ よね…。だから、つきまとうのやめて。」

ーバシンっー

「最低。」

女性は、帰ってしまったようだ。


「た田辺さん…?頬…赤くなってる…。冷やさくちゃ!」

触ろうとする手を引っ込める。

「触って…。」

(え…。)

手をもたれ、頬にあてられる。

「冷たくて、気持ちー…。」

ドキドキが止まらない。
悲しいような目をしてる彼が愛おしい。

そのまま、手を頬に当てたまま、自らキスをする。
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