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4+1 刺激的な存在
第1章 距離が縮まる
展開が急すぎて、何が起こったかわからなかった。


私は、先輩のうでの中に、すっぽりと収まってしまった。


「さ・佐藤さんー!!どうしたんですか!」

「………く……い。」

「佐藤さん?なんて?具合悪いですか?
飲みすぎちゃいました…?」

私は、ドキドキを隠しながら、冷静に聞いた。


「帰したくない。一緒にいてよ。」


(今なんと?帰したくない?)

先輩がかわいくて、予想外の出来事に心拍数が上昇している。
完全にやられた。女の私が先輩の可愛さに負けている。
どうして、先輩は、私を帰したくないと言ったのか。
理由は、わからないが、腕に包まれている優しさが心地よく、
私は、ゆっくり頷いた。
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