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4+1 刺激的な存在
第6章 求められること
「そろそろ、お冷や飲んどけ…。」

「マスターー!ごめんね…いっつも…。」

ートンー 
ーバシャー

「あー!こぼした…。」

「ほら!おしぼり使え!
 飲みすぎたかー?!」

マスターは、テーブルと床を拭いている。

まずい…
白のブラウスにこぼした…。

「水でよかったなー。って、服濡れてんじゃねーか!拭け!」

「そ、そうだね!」
私は、慌てて拭く。

マスターも拭こうとして手が触れる。

「きゃ…」

「悪い!大丈夫か…?」

恥ずかしくなってしまい、うつむく。

「…うん。」

きっと、酔っているのだろう。
だから、こんなにドキドキしてしまう。


マスターがしゃがみ込む。

「ごめんな?不快な思いさせたか?」
優しい眼差し。

「だ、大丈夫だよ!////」


ふれた手をマスターが触る。

ーチュッー

「!」

手の甲にキスされる私。
何も言わないマスター。

マスターの背中へ手を回され、抱きつくような格好になった。

「ま、マスター…?」

「ん?」

いきなり、腰から下をもたれ、だっこされる形になる。

革張りのローソファーへ連れて行かれる。

「重いから、おろして!」
いっきに、恥ずかしくなる。

「重くないよ。」

優しく私をマスターの膝の上へ座らせる。

「気分、悪くない?」

ーコクンー

「恥ずかしい?」

ーコクンー

有り得ない格好。
マスターの膝の上でマスターと向かい合って座っている。
そのせいで、スーツのスカートが捲れ上がりそうになっている。
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