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4+1 刺激的な存在
第6章 求められること
気がつくと、視界が赤とオレンジ色に包まれている。
「おはよ。」
「あ…れ?
寝ちゃってたの?」
「気持ち良すぎて、意識飛んでたみたいだよ。クスッ」
「なっ!////」
ガバッと起きあがると彼のジャケットがかかっていた。
「もう、夕方!
かけてくれたの…?ありがとう。」
「ううん。洋服着ないと、風邪引くよ。
それとも…もう一回する?クスッ」
「し、しません!」
そうして、私たちは温室を後にした。
帰り道。
ぎゅっと握られる手。
「………。」
無言の2人。
沈黙を破ったのは、彼の方だった。
「あのさ。お互いのことよく知らないと思うんだ。
だから、これから少しずつ、知っていけたらいいと思う。あんたは、俺を好きになるって言ったけど、強ち間違いじゃないからね。」
私は、彼が言っていることが、この間より少し理解できた気がする。
「俺は、あんたの良いとこも悪いとこも知りたいって思ってるよ。」
求められること。
その期待に応えること。
「おはよ。」
「あ…れ?
寝ちゃってたの?」
「気持ち良すぎて、意識飛んでたみたいだよ。クスッ」
「なっ!////」
ガバッと起きあがると彼のジャケットがかかっていた。
「もう、夕方!
かけてくれたの…?ありがとう。」
「ううん。洋服着ないと、風邪引くよ。
それとも…もう一回する?クスッ」
「し、しません!」
そうして、私たちは温室を後にした。
帰り道。
ぎゅっと握られる手。
「………。」
無言の2人。
沈黙を破ったのは、彼の方だった。
「あのさ。お互いのことよく知らないと思うんだ。
だから、これから少しずつ、知っていけたらいいと思う。あんたは、俺を好きになるって言ったけど、強ち間違いじゃないからね。」
私は、彼が言っていることが、この間より少し理解できた気がする。
「俺は、あんたの良いとこも悪いとこも知りたいって思ってるよ。」
求められること。
その期待に応えること。