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ツゥルーライズ
第1章 一回目
「ごめん。俺もつながったまま寝てみたいなぁ」
その言葉が、由美に本心として聞こえたかは、自信はなかった。
お互いそんなことが出来ないのは百も承知なのに、間髪いれずに否定した自分が、恥ずかしくなった。
嘘でも「そうだね」と言えばよかった……。
でも、由美はときどき本心から出た言葉なのか、嘘で言っているのか判断つかないときがある。
そのせいもあったのだろうと思う。
しかし、私はそのとき、由美に負い目のようなものを感じてしまった。
せっかく彼女が、いままでで一番の幸福を感じていたのに……。
何か打開策はないかと考えた。
そして、考えが浮かんだ。
でもそれは、自分でも思いもよらぬ案だった。
「由美、このまま挿れたままで、もう一回してみようか?」
その言葉が、由美に本心として聞こえたかは、自信はなかった。
お互いそんなことが出来ないのは百も承知なのに、間髪いれずに否定した自分が、恥ずかしくなった。
嘘でも「そうだね」と言えばよかった……。
でも、由美はときどき本心から出た言葉なのか、嘘で言っているのか判断つかないときがある。
そのせいもあったのだろうと思う。
しかし、私はそのとき、由美に負い目のようなものを感じてしまった。
せっかく彼女が、いままでで一番の幸福を感じていたのに……。
何か打開策はないかと考えた。
そして、考えが浮かんだ。
でもそれは、自分でも思いもよらぬ案だった。
「由美、このまま挿れたままで、もう一回してみようか?」