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ツゥルーライズ
第1章 一回目
由美は35歳だ。
私より5つ下だ。
歳の割に“気がつかない”。
不倫相手に自分の夫のことを話すなんて、普通ならタブーだが、彼女は平気で自分ら夫婦の情事をよく私に話す。
私を信頼しての甘えからくるのか、こんなことを言っても私は怒らないだろうと、踏んでいるのか。
しかし、それが、なんとなくかわいいと思えることも事実だ。
あくまで由実の計算でなければだが……。
でも、私にはいつものやり方でも、彼女にとっては、いつも旦那とするときよりも、幸せを感じていたのかと思った。
「ねえ、今度、して欲しいことあるの……いい?」
由美が不意に真顔で言った。
「ん? どんなこと?」
「そのときが来たら話すわ」
彼女はそれ以上のことは話さなかった。
また話題が変えられたからだ。
私より5つ下だ。
歳の割に“気がつかない”。
不倫相手に自分の夫のことを話すなんて、普通ならタブーだが、彼女は平気で自分ら夫婦の情事をよく私に話す。
私を信頼しての甘えからくるのか、こんなことを言っても私は怒らないだろうと、踏んでいるのか。
しかし、それが、なんとなくかわいいと思えることも事実だ。
あくまで由実の計算でなければだが……。
でも、私にはいつものやり方でも、彼女にとっては、いつも旦那とするときよりも、幸せを感じていたのかと思った。
「ねえ、今度、して欲しいことあるの……いい?」
由美が不意に真顔で言った。
「ん? どんなこと?」
「そのときが来たら話すわ」
彼女はそれ以上のことは話さなかった。
また話題が変えられたからだ。