この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ジャスミンの芳香~悦楽エステ令嬢~
第2章 触覚の虜囚
「君……」

俺が喋りかけようとすると

「意識を集中してください」

すかさず、さえぎられた。
相変わらずのアナウンス口調。
無機的な
オートマチックなサービス口調。

これにはさすがに閉口した。
女の子にも色々と個性があるとは、思う。
だが、スミカのようなタイプは初めてな気がする。

ぶっきらぼうな性格、神経質な性格
そんな娘はたまに居るが、そういったのとはまた違う。

明朗快活なのに、愛想がない。
液晶画面の向こうにいるかのような
とらえどころの無い、造りもの。

俺は憮然として、沈黙した。
再び暗闇に身をゆだねる。

するとすぐ、淫夢の続きがはじまる。

「ハーッ……ハーッ……」

可憐な息使い。

妖しい十指の蠢き。
先ほどより、エスカレートしているような。

女が、俺の裸身をまたいでくる気配。

うつ伏せの時には、気にも留めなかった。
今、こうして視界を失った状態だと、鮮やかに
感触が伝わってくる。

俺の足に、重みが乗ってくる。
スミカのヒップだ。

素肌の感触。
Tバック水着だから、丸出し同然だ。

その重みはすぐ緩む。
替わりに俺の胸板に
もっと挑発的な双丘が押し当てられた。

張りつめた セパレートの布地
その中心のプリッとした隆起までも
肌触りで確認できた。

目の疲労を癒すためのマスクが、もどかしい。
スミカの動作は、まったく見えない。

そのかわり
聴覚、嗅覚、肌ざわり……
他の感覚が澄み渡るように、明瞭になる。

「Huu……ッ……」

アロマの爽やかな香りに混じって
ほの甘い、スミカの吐息がかかる。

そして微かに、唇に何かが触れた。
ピクリと動揺した直後

首筋……というより、ほぼ耳に近いアゴの辺りへ
熱くねっとりとしたものが吸い付いてきた。

触覚だけでも間違いようがない。
スミカの舌だ。

* * *

/103ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ