この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ジャスミンの芳香~悦楽エステ令嬢~
第2章 触覚の虜囚
性サービスとして、全身リップを受けた事はある。
だがこれほど、密度のある情感を伴った奉仕は
初めてかもしれない。

はからずもアイマスクの所為で、目隠し状態だ。
目隠しリップというのは試したことも無い。

しかしそんなのは些細な事だ。
問題なのは今この場での、衝撃だった。

あのスミカがこんな行為をしている姿が
まるで想像できない。

俺の乳首も、わきの下も
肋骨の隙間までも
ねろねろと口吻で愛してくる……

すぐにマスクを外し、この目で確かめたい。

”本当にスミカなのか?”

……先刻までの、精緻で事務的なマッサージ。

それと、今この瞬間も続く舌技……

いや、技などではない。
殆どメチャメチャにしゃぶりついている行為……

まったく結びつかない。
ギャップが、大きすぎる。

スミカの澄ました美貌、
切り揃えた清楚な前髪
涼やかなまなざし。

脳裏に浮かんでいるその顔と
闇に蠢く痴態、その落差……

どうしても、一致しない。

ただ確実なのは、俺の生理反応だ。
もう脈を打ちはじめている。

仰向けの状態にも関わらず
もうかなり立ち上がってしまっている。

俺に覆いかぶさり
抱きついて痴戯に夢中になっている女の
おなかの辺りに、触れている。


「……!」

無我夢中で蠢いていた口吻が、ピタリと止まった。

急に、我に返った様子だ。
気配だけでも判る。

……2秒、3秒と、経っていくようだ。

俺も固まってしまった。
ホットジェルマスクを取り、確認したい。

一旦落ち着いて状況を確認したいとは思う。
だがしかし、もっと味わいたい気がする。

この甘い悪夢……
正体不明の情動に、身を委ねたい気がする。

しばし逡巡した。
女の動きも、止まったままだ。

一番最初に機能したのは、誘惑に負けた俺の欲望だった。

「……続けたまえ」

続けて舐めるようリクエストした。
スミカは舌責めを再開した。

/103ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ