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ジャスミンの芳香~悦楽エステ令嬢~
第2章 触覚の虜囚
足指と、足指のあいだ。
その付け根にも、スミカの指が食い込む。

つちふまずに比較すると、若干ソフトだ。
俺は声をあげ続けていた。

「君の手は、スゴイ……人間の足指がなぜ
わざわざ5本に分かれているのか、今わかった……」

一度陥落した俺は、ただ感嘆していた。
スミカはグイグイと攻めてくる。

「ウッ…指の間が、気持ちイイからだ…」

感嘆しながらも、不満はあった。
スミカが全然相手をしてくれない事だ。
うんうんと、相槌でも打ってくれればいいのだが。

それが、心寂しい。
ただひたすら、俺を攻めてくる。

指間への刺激が済むと
今度は指曲げを始めた。

スミカの手の支えで
普段動かすことの無い方向へ、足指が曲がる。

「おっ、ほっ」

その僅かな運動だけでも
充分感じる体に、なってしまった。

足指十指の運動を済ますと、スミカの手は遡上を開始した。



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