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ジャスミンの芳香~悦楽エステ令嬢~
第3章 理と情のはざまで
女の感じ方にも、個性がある。
一度に何箇所も刺激されるような
派手な責めを受けるのを好む女も、いる。

スミカは、違うようだ。
敏感な首まわりへの刺激に
微妙な反応を示している。
どちらかといえば、没入感タイプのようだ。

一点集中で攻めたほうが、効きそうだ……
そう判断し、手先への感覚に神経を集めた。

たぷたぷと揺らし、凝りをほぐす。
吸い付く様な肌触り。
いくら触っても飽きが来ない。

ぷりぷりと競り出してくる先端。粘膜。
その境界は、素肌と溶け合うように滑らかだ。

20歳そこそこの子の持ち物とは思えない。
瑞々しいが、成熟した母性も感じさせる。
じっくりと下ごしらえしてから
再度、根元から揉みしだく。

「あっ、ア~ッ……」

スミカの声は透き通り、裏返った。
バストは尊大なほど豊かなくせに、
感じかたは、繊細だ。

円を描くように、強弱を織り込む。
その動きにつられるように、喘ぐ。
スミカは自身の膝の辺りを
ぎゅっと握り締めて、身をくねらせる。

いい反応だ。

ショートボブの後頭部に頬を寄せた。
汗ばみ、溶けるように悶えていく
スミカの匂いを、楽しんでいた。


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