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ジャスミンの芳香~悦楽エステ令嬢~
第3章 理と情のはざまで
割高な料金が第一の問題だが、これは仕方ない。
イケそうでイケていない……
そんなのぼせあがった男にとって、割増し料金など些細な事だ。
業者もそのあたりの足元を見てくるのだ。

ホテルの利用時間も延長になるが
これも同様だ。払うべきものは、払う。

問題なのは風俗嬢が承知するか否かだ。

人気嬢になればなるほど、日程はタイトだ。
1日に何本も予定が入る。
短い時間で予約すると、前約も後約もみっしり決まっている。
めまぐるしく移動しながら人数をこなしている。
だから遅刻も多いし、延長だって無理だ。
独占したければ、あらかじめ長時間にするほかない。

スミカは新人だと言っていた。
新人は大抵予約が埋まる。
物珍しいから常連が飛びつくのだ。
スミカのルックスからいっても人気は、高いだろう。

仮に、予約が無かったとする。
時間的に余裕があったとしても
必ずしもスミカが延長をOKするとは、限らない。

風俗嬢は、ルックスだけでは通用しない。
体力も非常に大事な要素だ。
ただ寝ているだけで男が満足するわけではない。
スタミナを消耗するのだ。
とくにエステは、デリやソープに劣らないほど消耗する。

だからスミカがしんどいと思えば、延長は断るだろう。
不慣れな新人ならば尚更だ。

体力的に平気でも、断られるケースは、ある。
スミカが俺に生理的な嫌悪感を持った場合だ。
この場合、客である男をたてて、一応やんわりと断るだろう。
『次の予定が、あるんです……』
『親の誕生日だから、すぐ帰らないと……』
など、当たり障りのない理由をつけるわけだ。

これは、いかんともしがたい。
男にとって悲しいケースだが、風俗は普通のサービス業とは違う。
男女のふれあいサービスなのだ。
だから、無理なものは無理なのだ。

……風俗嬢のほうから延長を持ちかける場合も、ある。
稼ぎの効率が良いからだ。
ヒマしてる嬢なら特にその傾向は、ある。
でもスミカにそれを期待するのは

無理っぽい。
性格的にも、ありえないと思う……

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