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ジャスミンの芳香~悦楽エステ令嬢~
第4章 白い香り
スミカは足を横ざまに崩し
すぐに顔をうずめてきた。

だがすぐには、舐めてこなかった。
直前でビクリと止まった。

「……できる?」

そう言って貌を覗き込んだ。
スミカは、いい表情をしていた。

蕩(とろ)けていた。
筋張った勃起を目の前にして。

さっきアラームが鳴った時とは違う。

さっきは責任感にかられたのか
大真面目にフェラしようとしていた。
とって喰われるかのような勢いだった。

今は、まるで違う。
正反対だ。

俺が更に言葉をかけようとすると

「ウゥッ……」

感極まったような嗚咽とともに
舌を接触させてきた。


ついに触れてきた。
その愉楽は
はじめからネットリと濃厚だった。

発情した舌先で
幹をレロレロとなぞってくる。

唇を叩きつけるようにキス。
舌はせわしなく動く。

……ど下手だった。
予想通りだった。

それでも愉楽は、紛れもなかった。

紛れもないスミカの奉仕。
勃起した性器への直接奉仕。

それだけでも充分だ。
技巧などなくても構わない。
むしろこの娘の感情が昂ぶった結果だと

発情した結果だと思うと
愛らしくてさらに興奮してしまう。

「ホムンッ」

呻いて、頭にしゃぶりつく。
挑みかかるようにしゃぶってくる。
清楚に切り揃えた髪が 揺れる。

舌セックスで濡らしたばかりの
温かいスミカの口腔。

澄ました美貌の短大生が
官能にまみれたその口腔を
無我夢中でかぶせてくる。

テクニックなど不要だ。
むしろ露骨なテクが無いぶん、心に響く愉悦がある。
愉悦が太く、長く楽しめる。

「おおっ……」

声が出てしまう。

ひたすらに咥えこんでくる
チュウチュウと吸い付いてくる
スミカの勢いに、引きずりこまれる。

「スゴイ、熱くなっちゃうよ
全部吸い取られそうだ……」

スミカの情熱的なフェラで
俺も我を忘れていた。
素直に口走っていた……

するとスミカの奉仕が、ピタリと止んだ。

……また、やってしまったのか。
今の台詞も言い過ぎなのか?

スミカは勃起の先端から口を離した。
そのまま貌をそむけ、俯いた。

ただ、手だけは離さなかった。
添えていた手は、俺の根元を甘く握りこんだままだ。

そしてトロトロと、さすり続ける。
うなだれ、黙ったまま、さすっている。

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