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ジャスミンの芳香~悦楽エステ令嬢~
第4章 白い香り
また律動していく。
遠慮なく腰を打ちつける。

「ウッ!いやぁぁッ!」

女性器を覆う水着の布を
したたかにこすり上げている。

まろやかな尻たぶの甘肉を
ピタンピタンと打擲している。

拒むようなスミカの悲鳴。
ますます欲情してしまう。

この娘はセラピストだ。
ヘルス嬢ではない。
スマタで責めるだけでも、既に完全にマナー違反だ。

それでも止まらない。
腰遣いが止まらない。
ここまでしても受け容れてくるスミカに
俺はほとんど逆上していた。

バスルームの壁面に押し付けた。
淫靡な温もりのある部屋
その一隅に追い込んで 背後から挑み続けた。

「ウアアッ!ヤン!ヤンッイヤンッ!!」

俺とタイル壁とに挟まれ
下半身へのピストンを浴びながら
悲鳴をあげ続けるスミカ……

だが彼女のヒップだけは
俺に向かって高々と差し出されていた。

* * *

さんざんヒップを責めてから
身体を離した。

スミカは壁に手をつき もたれている。
興奮しきった吐息を漏らしている。

その様子を、暫く睨みつけていた。
このままもっと 続きをしたい。
だが、このままでは歯止めが利かない……

俺はバスルームから出た。
一旦落ち着きたかった。

ベッドの縁に腰掛けて、深呼吸した。

行為が、スムーズすぎて
俺のほうが動揺している。

スミカの魅力に憑りつかれておきながら
今、そこから逃れようとしている。

熱くなって 2時間も延長して
そのくせ迷っている。
自嘲するような笑みがこぼれてしまう。

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