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彼依存
第10章 ステージ6



「本当に触ったら駄目?
こんなに欲しそうなのに?」



分かってるくせに…

私がどうしてほしいか
全部分かってるくせに…

言ったって
してくれないくせに…


じゃぁ、何で素直に言っちゃうの?
言っても変わらないって分かってて
私はなんで陸に逆らえないの?



「さ…触っ…て…」



甘い声で強請ってる私。
触ってくれないの知ってるのに…
何で?



「藍はすぐイッちゃうから駄目」



ほら、やっぱり
でもこのやり取りに意味があるの。
主従関係を作り上げる事に…
私はペットでも奴隷でも何でもいい。
陸と雅の二人の主に
快楽をもらえるから
強請って…甘えて…
最後には二人の主によって絶頂を迎える。


分かってる事…


ただ私のもくろみも最初だけ。
そんな事考える余裕もないくらいに
快楽に溺れただただ鳴くだけになるんだから




「最後まで我慢出来たら
ちゃんと飴も用意してるからね」




今は鞭だといいたいのね?
そうよ、躾には飴と鞭が必要なんだから
私はいつかもらえるであろう
飴の為に精一杯首を縦に動かした。


首を動かす度に
繋がれたリードがジャラジャラ音を響かせ
金属音が耳に響く
これすらが心地よくさせた。



「は…ぁぁ…熱い…熱いよ…
ぁ、アナル、苦しひぃ…」



プラグを締め付け
微妙な刺激を与えてみるも
なんの足しにもならい。
虚しく伸縮するヒダが可哀想だ…



「ここにもしようか」



指に乗ったクリームは
敏感に勃起した陰核へと進む
躊躇なくソコへ乗せられ
ジワジワ熱を持ちはじめた…



「うっ、あぁぁ…はっ、あ…」



もう、ギブアップしてもいいですか…?
しなきゃ私おかしくなっちゃう。
鳴くだけで一杯一杯…



「足りない?
じゃもう少し塗り込もっか」



横に振った首は完全無視されてる。
嫌だと主張してるのに
無惨にもクリームは陰核に
盛られていく。



「しっかり塗り込まなきゃね」



クリームが透明になるまで
その指の動きは止まろうとしない。
決して強くない触れ方で
イく事ができない微妙な手つき…



「藍ちゃん、今生き地獄やろな」



本当にそう
その言葉が一番当てはまる。
生き地獄。




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