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彼依存
第10章 ステージ6


「しっかり閉じなきゃ」


開いた孔へ無造作に突っ込まれる指は
腸壁を抉り激しい刺激を与える。
溶けたクリームが垂れ出る…
藍の愛液かなにか区別がつかない。



「うぁぁ、やっ…あんっ、や…はぁ」



顔を振り乱し止めてと告げる。
これ以上の快楽を得たら
私は確実に飛んでしまうと思ったから…



私が頼んだように指の動きは止まり
絶頂寸前で引いていく波。
もう少しだった
崩壊寸前だった
残念に思う気持ちと共に抱いたのは
このまま終わるはずないという期待。


きっと…もっと辛い。

きっと…もっと苦しい。

そしてきっと…もっと甘い。



「どれだけ我慢できるか
楽しみだね」



彼らが用意したのは
市販で売っているイチヂク浣腸…



「大丈夫、排泄目的やないから」



大丈夫の意味が全くわからない。
どれだけ我慢できるか…
この意味を理解するのは
私が意識を手放す瞬間だった。





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