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彼依存
第11章 記憶の一部


学校から帰るとお母さんが
笑顔で迎えてくるれた。
お手伝いさんが煎れてくれた紅茶を
乾いた喉に流し込めば
今までの生活が嘘のように感じた。



「明日はお父さんと映画に行くんでしょ?」



私は思春期とはいえ
お父さんの好意を無駄にはできなくて
誘われた映画に行く事にした。
口ではしょうがいからと言いながらも
やはり父親ができた事で
嬉しく思う気持ちも隠せずにいた。



「ふふっ、可哀想だからね」



お母さんは私の心中を悟ったように
口元に手を当て笑ったの…



その翌日、
楽しみにしていた映画は
キャンセルとなった。


リビングに響くお父さんの怒鳴り声は
大きな家の廊下にまで響いていた。
初めてきいたお父さんの声に
私は映画の話なんて切り出せず
お洒落着を脱ぐ事しか出来なかった…
言葉に出さずとも
行かない事を了承したように。



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