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彼依存
第15章 ステージ8


ドアが閉まる音がして二人の気配は無くなる。
もし呼び止める為に声を発したら
店内の人に聞かれてしまう…
早く戻ってきて欲しいと願いながらも
突起への痛みと振動で
意識は其処にばかり集中した。



「ふっ、うぅ…っ…」



足りないのは分かってる。
さっきは雅に指で弾かれてたから
今より刺激が強かったって。
あの刺激を覚えた体には
この振動じゃ物足りない。
動きたくても自由でない体のせいで
刺激を与える事もできない。

痛い…

気持ちいい…

でも、足りない…

頭がそれしか考えられない。
ジュクジュクと溢れ出る蜜は
室内に卑猥な香りを漂わせる。
何度も収縮を繰り返す度に溢れ
滑りを含んだ下着はテラテラと光った…




イキたい…

触れられたい…




なかなか戻ってこない二人を
本当に鬼畜悪魔だと思いながら
耐えるしかない藍。
ドア向こうから時折きこえる足音に
びくつきながら息を潜めては興奮を感じ
再び体を熱く火照らせ蜜を溢れ出させた…




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