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彼依存
第15章 ステージ8



近付く足音に心弾ませ
髪に触れる手に暖かさを感じ
グチャグチャな顔に触れる唇が心地良くて
何故か涙が溢れた。
ギャグボールが外され発した言葉
それが自らの口から出たなんて信じられない。



「はぁ、っ…お願いっ…お願いします…
イかせて、早く…私を壊して…
頭おかしくなっちゃうの…っ
乳首壊してっ、酷くしてっ
何も考えられない位おかしくして」



見えない相手に早口で催促する。
ギチギチと躰を軋ませながら
何度もお願いとせびる。
相手が陸か雅じゃなかったら?なんて
考える余裕は無かった…




クリップが外され潰れた突起に
新たな刺激が走る。
捻るようにきつく摘まれ
契れると感じさせる程に引っ張られ
カリカリと先を引っ掻かれ
悶絶する私は構わず声を出した…



「うぁっ、あぁっ…ひぐっ、んんっぁ
乳首とれ、るっ…契れちゃうっっ、あぁ」



狂っているという表現が正しいのか
やっと得る事が出来た快楽に
本能のまま喘ぎ続ける。

両方の突起が引っ張られ
痛さから顔が歪んでいるのが
自分でも分かった。
でもアイマスクの下ではきっと…
笑っている私の瞳。





「い、イくっ…イっちゃうっっ
乳首犯されて、イッちゃうよ…んぁっっ」




激しく躰を震わせながら
口から涎を垂らし、お漏らしをし
ビクビクと私は果てていった…




「ふっ、うぅ…はぁっ、ぁ…」




項垂れるように首を落とし
痙攣止まぬ躰でハァハァと熱い息が続く。

真っ白な世界だったの。
極限から味わう快感が私を乱れさした。
私…壊れると思った…
いや、理性は完全壊れてた。
欲望しかなかったの。




「陸っ…?みや、び…?」






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