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彼依存
第2章 ステージ1
「仕事…行かなきゃ」
シーツは真新しい物に
変えられていた。
身体も綺麗に拭かれ
本当に何も無かったように…
私昨日も…
見られながら漏らした…
痛かったのに
何で気持ちいいなんて…
「はぁ…」
憂鬱なため息は宙へと消える。
いつもと変わらない
綺麗に着こなされたスーツは
私の幼顔には似合わない。
少し胸がきつくて
そこばかりが目立っちゃう。
「いってきます」
誰も居ない部屋。
今までは何も感じなかった…
でも今日は空虚感が襲った。
静かに閉まるドア。
いつもと変わらないはずの朝は
いつもより気分をブルーにした。
「はぁ…」
ほらまた…
私ため息ばっかりだ。
だって頭の中は陸の視線と
雅君の指でいっぱい…
他は考えられないの。
私これからどうなるのかな…
どんどん変態になって
おかしくなっちゃうの?
「陸…分かんないよ…」