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彼依存
第2章 ステージ1
「何が分からないの?」
「はっ…ぁ、え?り、陸…」
「シー、仕事中でしょ」
そうだった
今日は陸が会社にくる日。
新しい商品と
毎週持ってくる商品
大きな紙袋を沢山抱えて。
「気付かれないように
通路奥の非常階段きて」
その低い声は私の脳を支配する。
拒否権なんか無いの。
嫌なら断ればいいのに
ほいほい従う私は
きっとなにか期待してる…
馬鹿なのよ…
「ちゃんと来たね、偉いよ」
強い風が髪をなびかせる。
車の音、邪魔な風
雑音は沢山あるのに
どれも耳に入ってこない。
陸の声だけが鮮明に聞こえる。
「藍、すぐ仕事戻してあげるから
ストッキングと下着脱いで」
「え…無理だよ…」
「何で?」
「誰かに見られ…ちゃ…う」
「大丈夫だって
俺が隠してあげるから
それともここで漏らしたいの?」
《漏らしたいの》ドキン…
何度も頭の中でリピートされる。
リピートされる度に
私の身体は熱く火照る。
「ね…?藍、脱ごっか」
「う、うん」
非常階段…
普段使う人なんていない。
だから大丈夫。
さっと脱いで見られなきゃ平気。
少しだけスカートを捲り
ストッキングに手をかける。
震える手は躊躇いを隠せない…
会社でこんな事…
「藍見えないな
スカートもっと捲って
足開いてよ」
「っ…も、許してよ…」
「そっか
藍はここで漏らしたいんだ」
「ち、違っ…違うよ…
する…するから」
足を広げスカートを捲り
陸がよく見えるように…
言われた通りストッキングを脱ぐ…
恥ずかしい…
お願い見ないで…
そんな目で見ないで…
「いい子だ、次は下着だね
早くしないと仕事戻れないよ」
「っ…はい…」