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彼依存
第16章 理想の家族




代わりに皿を洗ってやり
隣で息を乱すこいつの背を押し
リビングに戻れば何とか笑顔を作り
何事も無かったようにソファに座る。
そんな作り笑顔のこいつの中では…
俺が埋めたプレゼントがある。
今でも振動するそれは
確実に苦しめているに違いない。


弱で振動しているそれの強さを
カチカチとポケットの中で変える
中になった事をしらせるように
目の前であいつの体がビクリと揺れた…


「っ…」


ドラマに夢中な両親にバレないよう
何とか息を止め声を殺している姿が
必死すぎてもっといたぶってやりたくなる…


ほら、耐えれるよな?
大好きな家族壊したくないなら。



再びカチカチとリモコンを弄れば
耳まで真っ赤に染め下唇噛み締める。
太腿をギュッと閉じスカートの裾を握り
何か言いたげに視線だけ向けられた。
その瞳は…
決して怒りなんかじゃなかった…
もっと違う意味を含んだ…
もっと深いもの…



「わ、私宿題あるから…っ、
部屋…行く、ね?」



引き攣った笑みを両親に向け
ゆっくりとリビングを後にするあいつ。
どうせ部屋で中の物を出し
今日の俺の発散も終わりか…
そんな事を考えながら物の回収する為
適当な理由をつけリビングから出る。


ポケットから出したリモコンを
目の前でプラプラと揺らし
先程のあいつの目を思い出した…

瞳に涙を溜め訴えてくる。
俺が嫌いな目。
まるで可哀想な奴を見る目。
快楽に息を乱しながらも
ぶれる事のないあの意志…



「すっげーむかつく」



あんな顔見たくてやってんじゃない…
もっと苦痛に歪む顔が見たいんだよ…






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