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彼依存
第3章 ステージ2


携帯が鳴る度に
跳ね上がる心臓を
なんとか落ち着かせる。
メールを開き
書かれた事をしなきゃ…



《本当の藍を知りたければ》



陸がメールの最後に残した言葉。
私の知らない私を
陸は知っている。
そして雅君も知っている。
知らないのは私だけ…



陸の言う事聞けば
私の知らない私が分かる。
知らなくてもいいのかも…
でもそんな気持ち悪い事嫌よ…




「っ…んー…っ…
何コレ…気持ち悪っ…」



携帯を見ながら
陸の説明通りに指を動かす。


《ベットに四つん這いになり
ローションでアナルをマッサージして。》


《指先を少し埋めてみようか》


《皺をなぞって
自分でヒクヒクさせてみて》


《指なら入りそうだね
中指にたっぷりローションつけて
根本までゆっくり食べさせて》




もしかして…
陸に見られてるんじゃ…


絶妙なタイミングで受信するメールに
不信感を抱きながらも
指示通り指を埋め込む。



「うっ…っ…はぁ…」



《力抜かなきゃ入らないよ》



だってここは排泄器官よ?
指入れるとこじゃないんだから
入る訳ないじゃない。



再びローションを足し
ゆっくり…ゆっくり…
根本まで押し込んでみた。



「くっぁ…あ…やだぁ…」


神経が入り口に集中する。
指の太さを確かめるように
何度も締め付けていた。



《上手にできたじゃないか
指を抜いて黄色の入れてみよう
細いから簡単に入るよ》



手に取ったソレは黄色の細長い棒。
固さがあるわけではない。
規則的にデコボコしているが
大した段ではないから
いかにも初心者向け。


ゴム製なのかな…?
これ位なら入りそう…




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