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彼依存
第4章 秘め事




ほんまに陸ばっかやな。
たまには俺の名前も呼びや。
そこ開発したったん俺やで?



「って、言えへんからな…」



陸の名前を呼ぶ藍ちゃんを見て
思い出すのは
俺の名前を呼び乱れる君。



雅っ、んっぁぁ…好きっ…
そこ好きっ…はぁんっっ…



「やばいな…
陸裏切ってまいそうになるわ」




久しぶりに会った陸は
覇気が無かったんや…
そんな陸から藍ちゃんの事を聞いて
罪悪感で押しつぶされそうになった。
陸は自分を攻めたけど
俺は自分を攻めた…



まぁ、しゃーないわ…
陸も辛かったやろうしな。




「でもなぁ…
俺の名前呼ばへんやろか」



四つん這いなる藍ちゃんを
まじまじと見つめ
下半身を反応させる俺は
よっぽど余裕がない…


ビール片手に風呂上がりの
濡れた髪をかきあげる。
普段は綺麗にセットされた髪も
力なく倒れ水が肩に垂れる…



藍ちゃん
次は名前呼んでもらうで?




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