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彼依存
第6章 ステージ4



イッたばかりの私の身体は
まだ求めてしまう。
引き抜かれた陸の指を
もう一度ほしがっている。



「やめちゃ、やだ…」


「足りない?」


「足りない…もっとシて…」



息を乱しながら訴える私の髪を
何度か撫でると
首筋に這っていた陸の唇が
頬に流れ唇に重なる…


ちゅ…


優しいのは最初だけ。
一度離れた唇は少し開き
つられて開かれた私の口に
舌を侵入させる…




「んっ…っ…ふぁ…ぁ」



傾いた陸の顔…
瞼を閉じ私の舌を貪る陸…
こんな強引なキス…
初めて…



どうしよう…


キスだけで…


イッちゃう…かも…



「りっ…んっ、く…らめっ…はぁ…」



陸の肩に手を置き離れようと
少し押してみた…
本当はこのままイきたいくせに…
濡れたあそこは
熱が引かずにジンジンする…



「藍、駄目だって。素直になりな」




慣れた手つきで手を捕まれ
ヒョイと頭上に持ち上げられる…

もう、これって…
拘束コースじゃない…



「藍は好きだもんな
拘束されるのが」



「う…ん」



流されたんじゃない。
私はこうされたかった…
非力な抵抗は無意味だと知っている
こうなる事を期待してたの…





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