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彼依存
第7章 思い出




「お母さんは寂しくない?」


「藍がいるから大丈夫よ」




私はお母さんが泣くのが嫌いだった。
お父さんが死んでから
ずっと頑張ってるお母さんの背中は
実年齢より老けてみえるんだもん…




小学生になった時
お母さんはお洒落をし化粧をし
出かけていくようになったから
安心したっけ?

今が楽しくて幸せなんだって。

そんなお母さんを見るのが
私の喜びだと幼心で感じてたな…



家事も私の事もしっかりやって
休日は一緒にお出かけもしてたから
特に不満も無かったし
お母さんにも余暇は必要だって…




「藍はお父さん居てくれたら幸せ?」


「うんっ!お父さん欲しい」



素直に嬉しかったのを覚えている。
お母さんが昔みたいに綺麗になったのは
お付き合いをしてからなんだって
初めて気付いた。



紹介された新しいお父さんは
スーツが良く似合うお母さんより
年上の優しそうな人だった。
大きなぬいぐるみを抱えて
会いに来てくれた時は
すごく嬉しくて幸せだった。



「これからよろしくね」



お父さんは一生懸命仕事して
私とお母さんを守ってくれる
大きな心の人。




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